パブ速&じゅんのPUBG試合アナライズ -PJSα Day3編-

パブ速&じゅんのPUBG試合アナライズ -PJSα Day3編-


パブ速&じゅんのPUBG試合アナライズ -PJSα Day3編-

PUBG競技シーンの試合を分析する企画です。主に選手達がどういったムーブ(マクロ)を行ったのかを中心に、試合内容を検討していきます。

この記事を読むことによって、初心者や観戦勢含め読者が「PUBGの戦略的な面を自分で考えながら楽しむ」ということの手助けをできればという趣旨で、本記事は執筆しております。

したがって、本記事の検討内容には「こうすべきだったのでは」という見解を含んでいる場合もありますが、それは一プレイヤーとしての見解に過ぎず、選手を貶める意図は一切ありません。

「どのようなムーブが最善だったのか」を読者個人個人で考え、PUBGをより深く楽しむことができるようになるキッカケとなってもらえばと思います。

パブ速

パブ速の管理人をしている通称パブニキです。

PUBGでの選手経験はありませんが、過去に別のゲームで培った経験とPUBGの競技シーンを観戦し続けてきて得た知識を元に、なるべく理屈的な解説をじゅんさんと共に行っていきます。

じゅん

じゅんと申します。APLの放送からPUBGをマクロ的な視点で見る楽しさを覚え、分析を始めてみました。まだまだ素人ですが読者様に楽しめる記事を提供したいと思います!

Round7

ドン勝チーム:『DetonatioN Gaming』

▼航路(白線)、パルスの遷移(円)、ドン勝チームの移動経路

▼各チームの初期位置

パルスフェーズ毎の生存人数(パルス収縮が完了した時の人数)
フェーズ180人 20チーム
フェーズ275人 19チーム
フェーズ365人 17チーム
フェーズ453人 15チーム
フェーズ543人 14チーム
フェーズ629人 13チーム
フェーズ718人 10チーム

ドン勝チームである『DetonatioN Gaming』は初期降下として、Rozhokを選択。

フェーズ1はファームに費やし、Rozhok東から水没街→橋を渡ったところの家まで広い範囲を捜索。ここで補給物資(Groza)をゲット。

『DetonatioN Gaming』の特徴として、車で家に敵がいるかどうかを確認する動きがよく見られるが、今回はフェーズ2で行っていた。

この行動で得た情報を元にフェーズ3の動きを考えているように思う。わかっている情報は以下の通り。

・『Sengoku Gaming Destroy』と『Oracle』に家を確保されていたので、西に行けない
・川の北側は視界が取れているのでフリー
・水没街から先は確認が出来ないので選択肢にない

これらの情報から、川の北側へ移動する判断をしたと見える。

またこの試合は『DetonatioN Gaming』によるマーメイド狩りが発生し、そのマーメイド狩りに繋がるあの位置をどのように取れたのかを考えてみよう。


フェーズ3での動きだが、上記参考図を見てほしい。

赤には敵が居た情報があり、青には敵が居らずフリーだということが『DetonatioN Gaming』には分かっていた。

ターニングポイントだったのはフェーズ5。ここで安全地帯の円が川の北側に寄った事で、マーメイド狩りが開始された。

フェーズ4までの安置は川の真ん中にあった為、どのチームも北に向かうか、南に向かうか分からなかった。その状態でのポジション取りはとても難しい。

そしてフェーズ5で安置が川の北寄りになった。この時、『DetonatioN Gaming』にとっての対岸は安置にほとんど入っていなかったのだ。

『DetonatioN Gaming』は1人を川の中に入れて索敵を行っていたので、川沿いがフリーという情報も持っていた。よって『Sengoku Gaming Destroy』が居る家を取るのはリスキーだと判断し、川を陣取ることにしたのだ。

川に陣取る時のデメリットとして、対岸から撃たれることがある。対岸から撃たれることさえ無ければ、前方に対して車を盾に使うことができ、とても強い。

『DT SBELLION』が川の南側に居るので、彼らがどのように動くかで変わってくる。もし川沿いまで車で移動し、車を盾に対岸の『DetonatioN Gaming』を撃ってたとしたら、事態はまた違っていただろう。

しかし『DetonatioN Gaming』は想定済みで『DT SBELLION』に対して先に攻撃を行うことで、川沿いまで前進する事を許さなかった。結果『DT SBELLION』は橋まで逃げ、『DetonatioN Gaming』のポジションは盤石となった。

フェーズ5の動きの参考図だ。赤丸が『DetonatioN Gaming』と交戦する敵が居た情報があり、青はフリーな場所。

『DT SBELLION』が移動した事で対岸から撃たれる心配はなくなった。川沿いに車で盾を作ってのマーメイド狩りのスタートだ。

あとは実況配信で見た通り、川の敵を狩って最後に家を取っていた『Sengoku Gaming Destroy』との撃ち合いに勝利しドン勝を納めた。

フェーズ2において敵が家にいた情報を手に入れたこと、フェーズ5で対岸から撃たれるリスクを無くしたことが、このドン勝のカギであったと思う。

じゅん

PJS3日目です!今回の『PUBGRU』の様にミリタリーベースの南西側を初期位置に取ったチームは世界的に見てもあまりないですね。

パブ速

車も沸くので各橋に検問さえ居なければ安定しているとは思いますね。4人分の物資量としてはイマイチですが・・・。

じゅん

やはり今回の『DetonatioN Gaming』の動きを見ていると、事前の情報収集はとても大事ですね。

パブ速

川の情報までゲットしていたので最後は凄く有利でしたね。リスク回避がしっかりと出来ていました。自分たちにとって敵がいて欲しくない場所も潰せていましたし、勝つべくして勝ったという印象です。

Round8

ドン勝チーム:『DetonatioN Gaming』

▼航路(白線)、パルスの遷移(円)、ドン勝チームの移動経路

▼各チームの初期位置

パルスフェーズ毎の生存人数(パルス収縮が完了した時の人数)
フェーズ175人 20チーム
フェーズ268人 19チーム
フェーズ363人 18チーム
フェーズ447人 17チーム
フェーズ523人 9チーム
フェーズ612人 5チーム

ドン勝チームである『DetonatioN Gaming』は初期降下として、先程と同じくRozhokを選択。

今回のRoundの安全地帯はミリタリーベースとなった。

ミリタリーベースへ車を持ち込むには橋を通らなければならない。

なお、今回のRoundで検問をしたのは『ESC Gaming』と『Unsold Staff Gaming』のみである。プロシーンではミリベに車を運ぶことがとても重要で、橋でしっかりと検問をするということは少ない。

なぜかというと、安全に車をミリベに持ち込むことと良いポジションを先に取ってそこで待ち構えることをどのチームも重視しているからである。

ドン勝した『DetonatioN Gaming』はフェーズ2ながらも車を持ち込むことに成功した。これは約半数のチームがファームに時間をかけており、動き出すのが少し遅そかったからだと感じる。

結果安置がミリベ南側のオブジェクトが少ない場所になった時、車で壁を作り生存することができた。

パブ速

Round8は安置がミリべに収束するという、少し難しい状況になりました。

じゅん

ミリタリーベースに侵入するには『橋』か『海』を渡る必要がありますから、必然的に待ち伏せされる可能性が高まります。よってどのチームもいつもよりファームを早めに切り上げて動き出す傾向がありますね。

パブ速

ミリベ内に車の数が少なく、オブジェクトがない場所も多数あることで車を本当から持ち込むことが重要点の一つでもありますが、その為には橋を渡らなければなりません。検問される前にくぐり抜ける必要があるので、そういった要因も動き出しの速さに繋がるのでしょうね。

じゅん

ということで、ファーミングポジションから次の地点へ到着した時刻を測ってみました。
計測条件として、「到着」は2名がある地点に止まったことを指し、初期位置から特に移動しなかった場合・ファームしながら移動した場合は除外しました。
Round7のような島中央に円が入った場合、平均到着時刻はフェーズ1の収束が約60%の時点(神視点9分35秒)、中央値はフェーズ1約55%時点(神視点9分18秒)。
Round8では、平均到着時刻はフェーズ1の収束が約75%時点(神視点10分)、中央値はフェーズ1収束約50%時点(神視点9分)。
中央値の変化から半分のチームは若干早く動き出しているのがわかります。

パブ速

オーバーファームをするなどで動き出しの遅かったチームは、他にオーバーファームしていたチームと橋付近で当たる可能性が高くなるということですね。

じゅん

はい。またこれらの特徴を踏まえるとミリベが安全地帯に入ったとき、最も辛いのがジョージ北をファームしているチームです。
ジョージは南1チーム北2チームがファームすることが基本で、迂回しない場合この3チームは西の橋で当たる可能性がとても高いのです。

じゅん

また、ジョージ南にいるチームに北側のチームが移動したかわかってしまうため、南のチームが先に動き、ミリベ橋付近で検問されるととても辛いです。こういった橋付近の森で潜伏し車を抜いて倒す動きは韓国の『KSV_NTT』がよくやる戦法で、もしジョージに降りると決めている場合は気をつけないといけません。この試合でも『Unsold Staff Gaming』と『Sengoku Gaming Destroy』の2チームは橋付近で遭遇し戦闘を開始していました。

パブ速

今回特にミリベ到達が早かったチームは『野良連合 Rosso Bianco』『ESC Gaming』『SCARZ』。ミリベに近いチームほどタイムが早くなるので侵入する際は気をつけるべしということですね。

Round9

ドン勝チーム:『SunSister Suicider’s』

▼航路(白線)、パルスの遷移(円)、ドン勝チームの移動経路

▼各チームの初期位置

パルスフェーズ毎の生存人数(パルス収縮が完了した時の人数)
フェーズ174人 20チーム
フェーズ272人 20チーム
フェーズ365人 19チーム
フェーズ455人 18チーム
フェーズ530人 12チーム
フェーズ611人 6チーム

ドン勝チームである『SunSister Suicider’s』は初期降下として、Servenyを選択。3日目は全てのラウンドで初期位置を変更している。

フェーズ3移動中に撃たれ交戦開始し、フェーズ5まで伸びた『Zoo Gaming/Penguin』との戦いに勝てたことが『SunSister Suicider’s』にとってとても大きいものだった。

『Zoo Gaming/Penguin』側は、家に2人倉庫に1人、北側の窪みに1人配置し、守りは万全。また、参考図からわかるように、東西南は複数で見ることができる。

しかし唯一倉庫入り口の北側だけは、家からちょうど死角になっていて、窪みにいたRuytvのみ視認できるポジションなのだ。その死角をちょうどSabracは徒歩で侵入し、Ruytvの発見を免れ1down 1killの素晴らしいプレーを見せた。


参考図 赤で塗った部分は家から見える範囲(検証済み)

『Zoo Gaming/Penguin』は手堅い守備をしていたものの、北から攻められてしまったので家2軒まで守備ラインを下げることに。

フェーズ5でどちらか一方を倒さなければ動くことができなかったので、北を3人で制圧しSabracをキル。

『SunSister Suicider’s』は家がフリーになったことがわかったので、2人が家まで詰め
『Zoo Gaming/Penguin』をチームキルすることに成功した。

じゅん

最終ラウンドとなるRound9。『SunSister Suicider’s』はこの日航路に恵まれなかったのもあり、1度もServenyに降下できませんでしたが、このRoundで初めて初期地点にすることが出来ました。

パブ速

周りにチームも少なく、Serveny→Shooteing Rangeと安全にファームすることが出来ましたね。

じゅん

はい。序盤は順調にゲームを進めることが出来ていたと言えます。そしてRound9の勝敗を分けたフェーズ3に突入します。
移動中に撃たれ、CrazySam選手とgabha選手は傾斜を利用して停止しました。ここの傾斜は車さえあれば家からの射線を切ることができます。

パブ速

2名が止まった位置から南側は麦のオブジェクトがあり、視認しづらい場所というのも良かったですね。
視認しづらいだけなので南側から攻められると弱いですが、家から射線は通ります。つまり、2名は『Zoo Gaming/Penguin』に狙われながらも守られている状況にありました。

じゅん

結果として、1人別行動していたSabrac選手がRuytv選手の死角を突き、家の中の敵をダウンさせRuytv選手をキル。
Sabrac選手は死角まで考慮していたのか分かりませんが、この集落の弱点をつき攻略したことは素晴らしかったです。

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