パブ速&じゅんのPUBG試合アナライズ -APL FINAL編-

パブ速&じゅんのPUBG試合アナライズ -APL FINAL編-


パブ速&じゅんのPUBG試合アナライズ -APL FINAL編-

PUBG競技シーンの試合を分析する企画です。主に選手達がどういったムーブ(マクロ)を行ったのかを中心に、試合内容を検討していきます。

この記事を読むことによって、初心者や観戦勢含め読者が「PUBGの戦略的な面を自分で考えながら楽しむ」という手助けをできればという趣旨で、本記事は執筆しております。

したがって、本記事の検討内容には「こうすべきだったのでは」という見解を含んでいる場合もありますが、それは一プレイヤーとしての見解に過ぎません。

「どのようなムーブが最善だったのか」を読者個人個人で考えることによって、PUBGをより深く楽しむことができると思います。

パブ速

パブ速の管理人をしているパブ速です(謎)。

PUBGでの選手経験はありませんが、過去に別のゲームで培った経験とPUBGの競技シーンを観戦し続けてきて得た知識を元に、なるべく理屈的な解析をじゅんさんと共に行っていきます。

じゅん

はじめまして!じゅんと申します。APLの放送からPUBGをマクロ的な視点で見る楽しさを覚え、分析を始めてみました。まだまだ素人ですが読者様に楽しめる記事を提供したいと思います!

Round1

ドン勝チーム:『LUCCICHIO』

リーダー配信録画
LCC_JohnEdward個人視点

▼航路(白線)、パルスの遷移(円)、ドン勝チームの移動経路

▼各チームの初期位置

パルスPhase毎の生存人数(パルス収縮が完了した時の人数)
Phase179人
Phase274人
Phase368人
Phase450人
Phase530人
Phase617人
Phase77人

ドン勝チームである『LUCCICHIO』は初期降下として、Schoolを選択。

Phase1 1:25の段階で移動開始(赤線)し、家を取った後は特に移動することもなく家から撃つスタイル。

各Phaseで次パルスが決定する頃には、車に乗って移動の準備は行うものの、パルス運に恵まれたためPhase4まで移動は行わなかった。

Phase4(オレンジ円)が決定した瞬間に移動を始め、敵が居ない可能性が高いと判断した結果なのか、パルスの中心付近の家に移動。

その後は要塞と化してドン勝へと進む。移動スタイルとしては、2人ずつに分かれてフォーメーションを組み、先行組とバックアップ組に分かれていた。

じゅん

韓国チームは家を取らずに屋外で有利な地形を取ることが多いですが、1Rでの『LUCCICHIO』はそうではありませんでしたね。

パブ速

今回のドン勝は「安地運が良かった」という要因が大きくあると思います。

パルス推移によっては大きな移動を行わなければならない訳ですが、その際のリスクを減らす為に屋外を取るのが韓国のメタで、これは非常に理にかなっています。

じゅん

なるほど。確かに家は安全度が高いですが、屋外の有利な地形、つまり索敵を行いやすい稜線などを確保すると、恵まれないパルスが来た時に対応しやすく、より勝率を高めることができるということですね。

パブ速

そうです。屋外でなるべく広い領域を確保することによって、次に移動する際により安全な経路を判断しやすくなるという訳ですね。しかし、運も実力の内。更に言うとチャンスを取りこぼすことなく『LUCCICHIO』はしっかりとドン勝を取りました。

じゅん

試合の見どころとしては、APL優勝を納めた『KSV_NOTITLE』の最年少選手であるjuwon選手の3人抜きでしたね。(1R 22分頃)

パブ速

juwon選手、キッチリ決めていましたね。

また彼は最終盤でトイレ内で見事敵をダウンさせたのですが、狭い部屋だったのでダウンさせた敵につっかえてパルス死してしまう、珍プレー好プレーを同時に達成していました。

そのアクシデントが無ければ『KSV_NOTITLE』がドン勝の可能性もあっただけに、現地会場は大盛り上がりしていました。

Round2

ドン勝チーム:『OP.GG』

リーダー配信録画
OPGG_BlasterX個人視点

▼航路(白線)、パルスの遷移(円)、ドン勝チームの移動経路

▼各チームの初期位置

パルスPhase毎の生存人数(パルス収縮が完了した時の人数)
Phase173人
Phase264人
Phase361人
Phase445人
Phase524人
Phase612人
Phase73人

ドン勝チームである『OP.GG』は初期降下として、Gatka付近を選択。

Phase1 1:38で移動開始し、Erangel最北部の海付近の家に向かい、付近の車を回収。

Phase2 0:45で敵がやって来るものの倒しきる。ここで1人が死亡し『OP.GG』は3人に。

Phase4で安置が外れたので、円が収束するタイミングで移動を開始。

Phase6パルス収縮中に『OP.GG』はCherry選手1人に。パルス外で回復しながら敵が死んでいくのを待ち、遅れてパルス内へ。

最後は『Talk too much』との1on1となったが、正確なAIMによってダメージを与え回復を余儀なくさせ、素早い状況判断で最終パルス入り。

完全に有利な撃ち合いを行ってドン勝を納めた。

パブ速

2RはErangel北部の海を含んだ安地となっていましたね。

じゅん

そうですね。『OP.GG』はかなり初期段階で、パルスの中心、そして移動可能領域の最北端部分を取りました。

パブ速

背後が海ということは気にしなければならない範囲が通常よりも少なくて済むというメリットがありますよね。

じゅん

はい、基本的にはそうだと言えます。もちろん、状況によってはマーメイド達のことも頭に入れておかなければなりませんが。

パブ速

結果的に北部へ移動した後は、索敵しなければならない範囲が狭いまま、終盤のパルスを迎えることができ、リスクを抑えた移動経路の確保を行えていたという具合ですね。

じゅん

またPhase4では良い地形の使い方をしていました。

Phase4の移動先

パブ速

しゃがんだり伏せたりすることによって、射線を切ることができる地形ですね。広い範囲の索敵と安全性を両立させることができていますね。

Round3

ドン勝チーム:『MVP』

リーダー配信録画
MVP_paenG個人視点

▼航路(白線)、パルスの遷移(円)、ドン勝チームの移動経路

▼各チームの初期位置

パルスPhase毎の生存人数(パルス収縮が完了した時の人数)
Phase172人
Phase268人
Phase366人
Phase453人
Phase525人
Phase68人

ドン勝チームである『MVP』は初期降下として、Yasnayaを選択。先に車を確保してからマンション巡っていた。

Phase1 0:10で移動開始、森の中に。

Phase2 1:50で北へ少しだけ移動。1人が徒歩で先行し、クリアリングしてから車で3人が後を追う。

2人ずつで展開し、広く領域を確保を行った後、Phase4決まった瞬間に六角を取りに移動開始。

到着し車を降りる際は、六角を囲むようにしていた。

この六角が安地運に恵まれ、要塞化してドン勝を納めた。

じゅん

『MVP』のマクロに触れる前に・・・『KSV_AseL』と『OGN ENTUS Force』が初期降下位置を変更したということについて話さなければなりませんね。

パブ速

『OGN ENTUS Force』については、これまでErangel西海岸側を取ることが多かったですが、今回の航路では無理と判断してか東部にあるマンション付近に降りていましたね。

じゅん

しかしこのエリアは兄弟チームである『OGN ENTUS ACE』と『AfreecaTV Snow』の縄張りだったので、『OGN ENTUS Force』は1人死亡してしまいました。

パブ速

まだ競技シーンも序盤だと言える現状、各チームが持っている得意降下地点は数個程度だといった具合でしょうか。今後競技シーンが成熟していき、全チームが各降下地点の理解度が深まっていくのが楽しみですね。

じゅん

さて『MVP』についてですが、序盤は山の中で車を使って待機するシーンが見受けられました。

岩の横に車を駐車させて壁を作っているシーン

パブ速

次のパルス範囲の決定を待つシーンでしたね。極力交戦を避けて安全に終盤に向かうための最善の判断だったと言えます。『MVP』の状況で言えば、この時に近くの建物を取りにいくのは、建物内に敵が居た場合リスキーですから。

じゅん

まさしくそうです。屋内で次パルスを待つのは確かに守備力が高いですが、そもそも既に敵が居る可能性がある。そして先程触れられていた、次の移動経路の判断材料が減ってしまうというデメリットを背負うことになります。

Round4

ドン勝チーム:『KONGDOO LSSi』

リーダー配信録画
KDL_Style個人視点

▼航路(白線)、パルスの遷移(円)、ドン勝チームの移動経路

▼各チームの初期位置

パルスPhase毎の生存人数(パルス収縮が完了した時の人数)
Phase175人
Phase273人
Phase355人
Phase445人
Phase533人
Phase628人
Phase712人

ドン勝チームである『KONGDOO LSSi』は初期降下として、Primoroskを選択。

Phase1のパルス収束が始まってから移動。

Phase2 1:35で移動を開始し、ホスピタル横の丘で一度停止し索敵。その後パルス収縮が始まってから移動を再び始め山頂へ。

Phase3で山頂付近を少し移動し、途中1人ダウンするも敵を倒し蘇生を成功させ4人生存。

山頂での展開は2-2で2組に分かれていた。

Phase4 0:04で移動

Phase5 0:05で移動

Phase6 0:10で移動

ここの移動では1-3に分かれて移動していた。

パブ速

『KONGDOO LSSi』は1-3Rまででドン勝を取ったチームとかなりマクロ面で違いがありますね。

じゅん

はい。パルスが収束する少し前に移動しているチームで、パルスの外側からじわじわ詰めていく戦術を採用していると思います。

パブ速

オーダー担当に変更がなければ、lunatic-hi選手の戦略でしょうかね。R4のパルス的にはかなり上手くいく可能性の高い戦術のように感じます。

じゅん

山を下った後の経路も、稜線が多いエリアを通っていて、かなり安全度の高い移動経路だったと言えます。

パブ速

外側からじわじわ詰めていく戦術は、万が一自分たちよりも遅れて敵が背後からやってきた場合、パルスが来ているのに撃ち合いを行わなければならないという泥沼に陥る危険性もあります。『KONGDOO LSSi』がR4のようなパルス推移ではなかった際のムーブも気になる所ですね。

APL FINALの試合以外の模様は下記記事をお読みください。

【PUBG】韓国大会『AfreecaTV PUBG League -Pilot Season- FINAL』に行ってきたレポート -前編-
【PUBG】韓国大会『AfreecaTV PUBG League -Pilot Season- FINAL』に行ってきたレポート -前編-
【PUBG】韓国大会『AfreecaTV PUBG League -Pilot Season- FINAL』に行ってきたレポート -後編-
【PUBG】韓国大会『AfreecaTV PUBG League -Pilot Season- FINAL』に行ってきたレポート -後編-

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