【レビュー】GSX 1000(USB型サウンドカード)の使用感や設定方法とか


以前スリム型PCをレビューした際に、「USB型のサウンドカードに興味が出てきた」という旨のことを書きました。

それからしばらくの間USB型サウンドカードについて色々調べ、ゼンハイザー社から出ている『GSX-1000』という製品を購入し、2週間ほど使ったので色々書いておきます。

『GSX 1000』のスペックと購入経緯とか

スペック

 

GSX 1000
サンプリングレート 7.1ch: 44.1 kHz @ 16 bit
7.1ch: 48.0 kHz @ 16 bit
2.0ch: 44.1 kHz @ 16 bit
2.0ch: 48.0 kHz @ 16 bit
2.0ch: 96.0 kHz @ 24 bit
1.0ch: 16.0 kHz @ 16 bit(コミュニケーション)
ヘッドホン再生周波数帯域 0 Hz – 48,000 Hz
ヘッドホン推奨インピーダンス 13Hz~27kHz
AUX再生周波数帯域 1.5Hz – 48,000 Hz
端子類 USB(PC接続用)
ヘッドセット×1
スピーカー×1
マイク×1
(全て3.5mm)
電源供給 USB給電型(AC等は不要)
設定アプリケーション 無(設定は全てデバイス上の操作)
 保証期間  2年

以上が『GSX1000』のスペック。

『GSX1000』のポイント

ポイント
  • USB型サウンドカード
  • 手元で音量操作できる
  • ヘッドセットとスピーカーをワンタッチで切り替え可能
  • ドライバや設定ソフトの個別インストールが不要でPCに差すだけで使える
  • USB型なのに7.1chを2chにダウンミックスして出力してくれる

GSX-1000』のウリは大体上記のような感じ。

その中でも「ヘッドセットとスピーカーをワンタッチで切り替え可能」という点に特に惹かれました。

また「ドライバや設定ソフトが不要」という所は、オフライン大会選手やネカフェやオフイベお出かけ系ゲーマーにとっては有難い点だと思います。

このあたりのことはZOWIEのデバイスがかなり信頼が置けるのですが、ゼンハイザーも最近良い感じですね。ゼンハイザーは昔、『PC350』という密閉型ヘッドセットを出していて、ゲーミングデバイスではないのにも関わらず、ゲーマーから高評価を受けていました。(私も愛用していました)

その流れからここ数年はゲーミング向け製品にも力を入れているみたいですが、「ドライバや設定ソフトが不要」という点を抑えているところからも、かなり期待が持てます。

個人的に嫌っていたUSB型ですが、最近はUSB型特別悪い評価も聞かないこと、「ゼンハイザーの製品だからきっと大丈夫」というファン精神で購入しました。

ちなみに後継の『GSX1200』を選ばなかったのは、スペック表を見る限りでは価格差を埋めるような違いが無いと判断したため。競合製品である『Sound BlasterX G5』を選ばなかったのは、ソフトウェアが不要・ワンタッチ切り替えが『GSX-1000』にあるからです。

今までの環境

私は今現在、大昔に購入したCreative社の内蔵型サウンドカード『Sound Blaster X-Fi Titanium』経由で、通常はスピーカー、VCやゲームをする時はイヤホンかヘッドホンという使い分けをしていて、Windowsの設定から切り替えを行っています。

ヘッドセットは『HyperX Cloud Alpha』とイヤホンは『Shure SE315』です。

で、ワンタッチで出力先の切り替えを行える『GSX-1000』があればその手間が軽減されて楽だなと。

『GSX 1000』の外見と機能

外見

ゼンハイザーらしいパッケージ。

付属品。取説が上下逆になってるのはツッコまないでください。

USBを差して電源をいれた所。

機能操作について

操作が直感的に行えるとはいえ、取扱説明書がかなり不親切。(正直読む気も起きない不親切さなので流し読み・・・)

本体中央の銀色の部分はクルクル回すことで、出力音量の変更が行える。

四隅の赤く光っているバーはそれぞれ設定保存を行えてワンタッチで呼び出しが行えるようだが、そこまで設定項目も設定できる幅も少ないのであまり必要ないかと。

液晶部分の各アイコンがどのように作用してくれるのかというと、各項目は左上から右回りに

ヘッドセット・スピーカー

ヘッドセットとスピーカー出力の切り換え。

イコライザ

無表示状態がイコライザ無し。

そこからタッチするごとにゲーム用にチューニングされた「e-sports」、音楽鑑賞用の「Music」、映画や動画鑑賞用の「Story」と切り替わる。

Sound Focus

疑似7.1ch出力時にアイコンが表示され、サラウンド出力バランス調整を行える。

矢印無しは前方後方の音量バランスを統一、「↓」は前方の音量バランスを大きく、「↑」は後方の音量バランスを大きくする効果がある。

出力切り替え

2ch出力と疑似7.1ch出力の切り替えを行う。ちなみにヘッドホン出力時のみ使える。

マイクモニタリング

ヘッドホン出力時のみ作動する機能だが、GSX経由でマイク入力を行っている場合、その音声をヘッドホン出力(モニタリング)してくれる。

「+」が増えていくごとにモニタリング音量が大きくなっていき、「+」表示無しの場合はオフ。

「ステミキ的な使い方ができるのか・・・?」と思ったが、最近の配信ソフトはステミキが不要で優秀なので、使い所は限られそう。(ステミキってもしかすると死語ですか?)

残響音

疑似7.1ch出力時のみ作動する機能で、要はリバーブ効果を足すもの。

「+」が増えていくごとにリバーブ効果は増加していき、「+」表示無しの場合はオフ。

こちらも使う人は少なそうな機能。


となっている。

『GSX 1000』のレビュー

HyperX Cloud Alpha』と『Shure SE315』を用いました。

前者は音の聴きにくいPUBGで良いパフォーマンスを発揮してくれるヘッドセット、後者は多くのゲームで十分に力を発揮してくれるイヤホンだと思って使っています。

USB型はやはり使い勝手が良い

純粋なUSB型サウンドカードというのが『GSX-1000』の特徴の一つ。

ドライバのインストールや設定が不要でPCに差すだけで使えるはもちろん、サウンドの処理をPC側に任せずデバイス側で行うというもの。

という訳で、『GSX-1000』はPCに負荷をかけず、面倒なセットアップは不要。そして更に手元で音量調節を行える。

タスクバーから音量調節を行ったり、ヘッドセットにボリュームノブが付いている製品ならノブをクルクル回したりと、音量の変更は色々手段があると思いますが、どの方法よりも『GSX-1000』の銀色のクルクルが一番使い勝手が良いと感じます。

ノイズや音量、遅延などのデバイス面の問題は無い

ノイズに関してはかなり環境による影響を受ける部分ではありますが、『HyperX Cloud Alpha』では問題無し。他のゲーミングヘッドセットでも恐らく同じかと。

一方で低Ωのカナル型イヤホン『Shure SE315』を直挿しすると、ホワイトノイズが確認できます。但し本当に小さいノイズなので、気にはならない。どうしても気になる人は対策方法も沢山あるので、そちらを行えばよいかと。

出力音量に関しても、『GSX-1000』は十分な音量が出てくれると思います。

但し、合わせるヘッドセット・イヤホンによっては十分を超えたデカすぎる音量、そして帯域バランスにムラがあるとのレビューが各所で見られ、デバイスによっては相性問題があるようです。

HyperX Cloud Alpha』と『Shure SE315』の私の環境では特に問題ないかと。

またUSB型ということで心配される遅延についても問題はなく、PCに負荷がかかった際に音が遅れる・おかしくなる等の問題もありません。

疑似7.1chの恩恵を自分は受けられず

元々、サラウンド云々に関してはあまり期待していませんでした。(昔、5.1ch対応ヘッドセットを購入した時の失敗もあるので)

その辺りのことについては下記記事をどうぞ。

5.1chや7.1chで足音や銃声がメチャクチャわかりやすくなるという幻想

GSX-1000』で疑似7.1chをオンにすると、2chに比べて音の方向がハッキリしない、どの位置で鳴っても距離感が掴みにくいという感想を持ちました。

1点だけ『GSX-1000』で7.1chをオンにしてPUBGをプレイした時のメリットは、「聞こえるか聞こえないかぐらいの遠くの足音でも、よりハッキリと聞こえる」ということでしょうか。体感ですが、単純に「音」が聞こえやすい。

ここはヘッドセットとの相性問題もあるかもしれません。

一応、『GSX-1000』で疑似7.1chを使うという人の為に書いておきますが、デバイス側だけでなくWindows側からも7.1ch出力の設定が必要です。これは絶対忘れないように。

2ch出力は良好。

2ch出力時の動作は良好。

定位感も良く、特にPC直挿し(オンボード)環境だった人が利用すると、足音や銃声などがどの位置でなったのかがより明確にわかるようになるでしょう。

私は『Sound blaster X-Fi Titanium』という古い内臓サウンドカードから『GSX-1000』への移行となりましたが、それでも若干PUBGとCS:GOで音が聞きやすくなったと体感することができました。

イコライザは良くも悪くも4種類のみ

機能説明の部分で書いたのですが、『『GSX-1000』にはイコライザを4つ切り替えることができます。

デフォルトの「フラット」、ゲーム用にチューニングされた「e-sports」、音楽鑑賞用の「Music」、映画や動画鑑賞用の「Story」。

自分で細かくイコライザを調節できないのはデメリットでありつつも、よくわからないという人にとってはメリットとも取れる部分かと思います。

ただ、ゲームによって適切なイコライザ設定、更にはヘッドセットやイヤホンにはどの帯域を強めに出すかという製品の特徴がそれぞれあるので、デバイスの組み合わせ方によっては「あれ・・・?」となってしまう可能性が0という訳ではない。

もし「いや、イコライザは自分でしっかり設定したいんだ。」という人がいるなら、「Equalizer APO」というフリーソフトを使って設定を行うのもようでしょう。

しかしそんなことをすると『GSX-1000』のPCに差すだけですぐ使えるというメリットが死んでしまうので、同じUSB型サウンドカードでCreative社から出ている『Sound BlasterX G5』を購入したほうが良いでしょう。G5はG5で良い製品みたいですよ。

『GSX 1000』の良い点・悪い点

良かった点

・デバイス側でサウンド処理をするのでPCに無駄な負荷を掛けない

・PCに差すだけで使え、ソフトウェアを必要としない

・足音がしっかりと聞こえる

・ボリューム調整が手元で行え、かなり使いやすい

・ヘッドセットとスピーカーの切り替えが楽チン

悪い点

・7.1ch機能が微妙(個人的に)

・イコライザが4つ(複雑ではないので、良い点でもある)

・四隅のLEDでプリセット保存する機能をつけるぐらいなら、マイクミュートボタンをつけて欲しい

・説明書がかなり不親切

・相性問題があるらしい(自分の環境では問題なし

・高い

総評

Sennheiser GSX-1000
音質
(4.0)
足音・銃声の聞きやすさ
(4.0)
機能性
(4.0)
持ち運び
(5.0)
価格
(2.5)
総合評価
(4.0)

いくつかあるUSB型サウンドカードの中でも高価な部類になる『GSX-1000』。同価格帯の『G5』とどちらを買おうか悩む人も多いはず。

今回私は「足音や銃声が聞こえやすくなる」効果は当然として、「ヘッドセットとスピーカーの切り替えが楽チン」という所に主眼を置いたので、良い買い物だったと思います。

そして同社製品の『GSP-600』と相性が抜群に良いとの話をTwitterで沢山頂いたので、ポチってしまいました・・・。

届いてしばらく使ったら、またレビューでも書いてみます。

3 Comments

匿名

gsx1200持っとるが、擬似7.1ch有り難がってるやつ本当に耳腐ってると思うわ。相性問題かもしれんが。
gsp600と合わせた場合のレビュー期待。変わるなら買う。

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匿名

pubgは2.1chのイヤホンヘッドホンでいいように作られてるから7.1にすると方向の情報量が格段と下がる。
無料fpsとかはかなり恩恵受けるから自分がやるゲームに沿ったものを買うってのが重要なのかもね

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