【レビュー】『GSP-600』は間違いなく価格・実力共に最高級ゲーミングヘッドセット。


GSX-1000のレビュー に書いた通り、ゼンハイザー社の『GSP-600』を購入しました。1週間ほど使ったので所感を。

『GSP-600』のスペックと購入経緯とか

スペック

GSP-600
ドライバー ダイナミック型
タイプ 密閉型
スピーカー周波数特性 10Hz~30kHz
スピーカー音圧レベル 112dBSPL/mW(1kHz時)
マイク コンデンサ型(ノイズキャンセリング機能有)
マイク周波数特性 10Hz~18kHz
接続方式 3.5mmプラグ
ボリューム操作 有(イヤーカップ部)
対応ハードウェア アナログ接続対応のデバイス(PS4等のCS機含む)
本体重量 約395g
 保証期間  2年間

以上が『GSP-600』のスペック。

『GSP-600』のポイント

ポイント
  • ヘッドセットの中で最上級の密閉感
  • 誤魔化しの無い音質の良さ
  • マイクの指向性が凄く良い

GSP-600』のウリは大体上記のような感じ。

疑似7.1chは2ch出力に劣ると個人的に感じている中、「GSX-1000とGSP-600の組み合わせなら、もしかすると革命が起きるのでは」というのがメインの購入動機。

しかしながら、ゼンハイザーが出すゲーマー向け最新製品なら単純にヘッドセットとしてかなり魅力的なのも事実。

ゼンハイザー社が過去に販売していた『PC350』(後継はGAME ZERO?)が、ゲーミングデバイスと謡っていなかったにも関わらずかなり良い製品だった。

多くのゲーミングデバイスメーカーがヘッドセット・マウス・キーボード…etcと何から何まで手広く製品を出していく昨今。

ヘッドホン・マイク業界で根を張り、かなりの大御所であるゼンハイザー社が打ち出す、ゲーミング向けヘッドセット。

そんな製品、価格が高い以外に買わない理由は無い。

今月はもやしをたくさん食べることにし、『GSX-1000』を買った直後にも関わらず即購入。

『GSP-600』の外見

パッケージ

車のシートの革の匂いがする

内容品

上部をスライドさせることで側圧を調節できる

指向性マイク。

『GSP-600』のレビュー

『GSX-1000』経由『GSP-600』という環境で1週間使いました。最初の3日はOS&GSX側で疑似7.1chオン、その後は2ch出力で使用しています。

前環境は『GSX-1000』経由『HyperX Cloud Alpha』or『Shure SE315』。あと6,7年前に使っていた『PC350』の記憶とも比較します。

更にデバイスに関してはちょっと浦島太郎状態なので、先日都内のゲーミングデバイスを箱から出した状態で陳列しているショップを何店舗か回ってきました。

高級感あるイヤーパッド

箱を開けてまず最初に思ったのは「車のシートの匂いがする・・・。」

密閉型と言えどイヤーパッド部はモフモフ系といった製品が多い中、『GSP-600』のイヤーパッド部は合皮でかなりしっかりしています。

更に今まで使ってきたヘッドセットの中で、ここまでスッポリ覆うかというぐらいのスッポリ感。

店舗を回って他社含め現行のゲーミングヘッドセットを調べてきましたが、『GSP-600』ほどイヤーパッドがしっかりしていてスッポリ密閉してくれるヘッドセットは無かったです。これは同社の『GAME ZERO』や『GSP-350』と比べても勝っています。

装着感・密閉感においてはゲーミングヘッドセットの中でトップだと確実に言えると思います。

側圧は調節できる

GSP-600』は上部にあるスライダーで側圧が調節できます。内側にすると弱く、外側にすると強い。

私は側圧によって頭が痛くなるから長時間付けられないといったことは、どんなヘッドセットでも起こらないのですが、気になる人にはありがたい機能かと。

デザインがダサい

デザイン云々は人によると思いますが、個人的にはお世辞にもカッコイイとは思わなかったです。

ガチャガチャ感とゴテゴテ感が凄く、スタイリッシュさが全くない。SteelseriesのArctisとかがだいぶ良く見える。

しかし、デザインだとかそんなことはゲーマーには関係ない。性能が良ければ良い。(とはいえ、もうちょっと使っててテンションの上がるデザインが良かったかな・・・。)

とりあえずピカピカ光らなかったので、まぁ良し。

マイクのミュートスイッチ&反対にあるボリュームコントロールが良い

マイクを上げることでミュートになる仕様ですが、ミュートになったタイミングでカチッという感触があります。

反対側はボリューム調節が可能なダイヤルが付いています。個人的に『GSP-600』特徴の中で一番コレを推したい。

ダイヤルはかなり手ごたえのある回り方をする。加えて付いている位置も位置なので、「あ、勝手にズレてた」なんてことがまず起こらない。

更に多くのゲーミングヘッドセットはケーブルの途中にボリュームコントロールが付いていますが、あの微妙にプラプラなってる煩わしさが無い。

耳元でボリューム調整ができるヘッドセットは初めて使いましたが、かなり良い。

疑似7.1ch出力時は前環境よりも良い感じだが・・・

「2ch出力のゲーム(PUBG)を疑似7.1ch出力して、音が聞きやすくなるなんてのは幻想」と私は思っています。

5.1chや7.1chで足音や銃声がメチャクチャわかりやすくなるという幻想

ただ・・・。心のどこかでは製品の組み合わせによっては凄いことが起きるんじゃないかという期待も常にあります。

確かに『GSX-1000(疑似7.1ch出力)』経由『HyperX Cloud Alpha』の時よりも、”音”は聞こえやすい。

疑似7.1ch出力で生まれる「聞こえるか聞こえないかぐらいの遠くの足音でも、よりハッキリと聞こえる」という効果が更にクリアにわかるようになったという感じでしょうか。

しかしやはり疑似7.1ch出力の特性上、マウスをブンブン振っている最中や、複数の方向から同時に足音や銃声がなった場合、音を聴く→音の位置を特定するまでの動作がスムーズにいかない。

耳の慣れも疑い、3日間程「気持ち悪いなぁ」と思いながらも疑似7.1ch出力でプレイを続けましたが、やはりダメ。根本的に疑似7.1chはオススメできない。

ただこれは『GSP-600』が悪いという訳ではないので悪しからず。

足音がかなり聞きやすい

疑似7.1ch出力を止め、2ch出力に戻してプレイを行った所、かなり足音が聞きやすい。

「手持ちのヘッドセット・イヤホンどれを使っても他のゲームに比べてPUBGは足音が聞きにくいなぁ」と感じていた時に手にした『HyperX Cloud Alpha』の感動も凄かったですが、『GSP-600』は更に凄い。

よく言う、音の解像度や分離感が良いとかいうやつですかね。(かなり通ぶったイタい表現だと私は思ってますが、他に表現しようが無いですから致し方無し)

なんだろう。PUBGのポストプロセスを中以上にした画面のような感じと言ったら伝わるでしょうか。

ミドル価格以下のヘッドセット・イヤホンを使ってる人は感動するでしょうね・・・。

音質も良い

イコライザを逆かまぼこ型にしたような高音強め低音強めの所謂ドンシャリヘッドセットも存在する中、どうやら『GSP-600』も波形的には若干その傾向があるそう。

ただ、個人的には特にそんな風には聞こえない。低音はボフボフ鳴らないし、高音もシャキシャキする訳ではない。かなり好き。

ドンシャリって味の素をぶっかけた料理みたいな感じで私はあまり好きじゃなく、音楽を聴くときもイコライザはフラット主義で、モニター用といかなくともなるべくフツーに再生してくれるデバイスが好きです。(なのでShure315を愛用していたりします)

ゲーミングヘッドセットは音楽鑑賞にはちょっと・・・という製品もありますが、『GSP-600』はそっち方面でもいけると思います。

ノイズは少ないし声以外を拾いにくいマイク

ボイスチャットの話声を身内に比べてもらった所、かなりノイズが少なくなったそう。

そして自分の声と拾ってしまう生活音の音量にかなり差があり、指向性が強いマイクです。

キーボードのカチャカチャ音を拾いにくい(拾ってる音量が小さい)ので、ボイスチャットのマイク閾値設定もおおざっぱにしても問題無い。設定が難しい青軸系キーボードユーザーも知らずの内に不快がられることが減りそう。

ここまで指向性が強いとガヤガヤするネットカフェやオフライン大会でも活躍してくれそう。もう手元には無いので比較はできませんが、記憶の中の『PC350』よりも指向性が強いと思います。進歩してますね。

5vs5計10人のオフライン大会よりも確実にうるさいPUBGのオフラインでこの製品を誰か使って欲しいなぁと思います・・・。

あと個人的に良かったのは私はかなり音量を大きくするので、ヘッドセットのマイクを使うと、どれだけ設定を行ってもスピーカー部から出た音を拾ってボイスチャットに音が乗ってしまうんですね。

なのでずーっと別途マイクを使用していたんですが、『GSP-600』はその必要が無くなりました。

これはマイクの指向性に加えて、しっかりとしたイヤーパッドによる効果かもしれません。

『GSP-600』の良い点・悪い点

良かった点

・ゲーミングヘッドセット最高峰の装着感と密閉感

・側圧調整

・足音が更に聞こえやすくなった

・音質が良い

マイク性能がかなり良い

悪い点

・デザインがダサい(と思う)

・高い

総評

Sennheiser GSP-600
音質
(4.0)
足音・銃声の聞きやすさ
(5.0)
装着感
(5.0)
デザイン
(3.0)
価格
(2.0)
総合評価
(4.0)

ポンと買うにはちょっと尻込みする価格帯の『GSP-600』。約3万円もするかなりの贅沢品。

正直に言うと、デバイスが揃いきっていない初心者は1万円ぐらいの『HyperX Cloud Alpha』にして、2万円を他のゲーミングデバイスの予算に回すという方が良いかなと思います。

ただデバイスを置いてる店舗を回って現行製品を一通り見た所、これほどしっかりしたヘッドセットは無かったので、このクオリティと性能を実現するにはこの価格は仕方がないのかと推察。

私のようにモニターからサウンドカードやキーボードとマウスまで全てのデバイスが揃いきっている人 or とにかく良い物が欲しいんだ!という人には是非買って試してもらいたいです。

いやーしかし、『GSX-1000』と合わせると合計約5万・・・。ちょっと非常識な値段だ・・・w

1 Comment

匿名

「とりあえずピカピカ光らなかったので、まぁ良し。」
ゲーミングデバイスが一般人に幼稚で子供騙しな印象を与える最たる理由と言っていいね。
LEDとか照明つけてカラフルに光ればカッコイイとか安易に考えているエンジニアが居るとは思いたくないが、営業やってるやつは少しでも目立つ性能がいいんだろうな。ホンマダサい機能。

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