ドスパラさんからガレリアシリーズの最上位モデル『GALLERIA ZZ』をお借りしたので、レビューしたいと思います。
実質現行最強パーツ『i7-8700K』と『GTX1080 Ti』を組み合わせたハイスペック中のハイスペックPCで、どれくらい快適にPUBGが遊べるのでしょうか。
目次
『GALLERIA ZZ』(ガレリア ZZ)の概要
スペック
『GALLERIA ZZ』(ガレリア ZZ) |
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OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-8700K 3.70~4.7GHz |
グラフィック | GeForce GTX1080 Ti 11GB |
メモリ | DDR4 8GBx2(計16GB) スロット数は4 |
マザーボード | Intel Z370搭載 ATX |
SSD | 500GB |
HDD | 2TB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
前面I/O | USB 3.0×2,SDカードリーダー マイク入力×1, ヘッドフォン出力×1(ステレオミニ) |
背面 I/O | USB3.0(TypeA x5+ TypeC x1) マイク入力×1,ライン入力×1 ライン出力×1(ステレオミニ) |
映像出力 | HDMI x1, DisplayPort x3 |
電源ユニット | 800W 80PLUS GOLD (EPS-1780GA1) |
サイズ | 207(幅)×520.7(奥)×450.2(高)mm |
重量 | 約13.9Kg |
無料保証 | 1年間 持込修理保証 |
今回もカスタマイズを一切行わない状態でお借りしました。
たまにドスパラはパーツ構成をグレードアップするキャンペーンを行っているので、最新のパーツ構成は公式サイトからチェックしてみてください。
外見
サイズは207(幅)×520.7(奥)×450.2(高)mmと、ゲーミングPCらしい大きさです。初めてゲーミングPCを手にする人はびっくりするかも。
フロントパネルの端子類は必要なものは揃っています。
左側面。オプションや自分で取り付けることも可能な側面に用意されたファン用の領域から、大きなCPUファンが見えています。
パネルを取り外してみました。前回レビューしたスリム型PC『GALLERIA SZ』と違い、流石にパーツの交換や増設時の作業が楽な作りになっています。
またデフォルトで結束バンドでケーブル類をスッキリさせてPC内の熱対策に一手間入れてくれているのもBTOメーカーのPCならではのありがたいところです。
自作PCだと自分でやらないといけない訳ですが、私はこの作業が結構面倒なのでキライです。
これはドスパラの「静音パックまんぞくコース (高性能CPUファンで静音化&冷却能力アップ)」というやつなのですが、流石に最上位グレードのモデルなので標準装備となっています。
最後にHDDやSSD用のストレージパーツが載ってる部分。上から2番目にHDD、下から2番目にSSDが載ってます。
安いPCケースだとHDDをネジで締めたりする作業が必要で、消耗品であるHDDがお亡くなりになった際の交換時には少し面倒なのですが、ドスパラのケースはロック式となっていて、両サイドを指でつまむことで引き出せるものになっています。
PUBGでどれぐらいのfps(フレームレート)が出るのか
さてお楽しみの「Corei7 8700K」と「GTX 1080Ti」の組み合わせでPUBGをプレイすると、一体どれぐらいのfps(フレームレート)が出るのか。
今回の検証からは最低設定とウルトラ設定を正確に比較するため、リプレイ機能からデータを計測しています。
個人キル12、大まかな移動ルートはポチンキ→ミルタ→プリズンという、交戦多め&乗り物移動多めの計測向きなリプレイを使っています。
最低設定(テクスチャのみ中)
降下地点は最も重いエリアとされるポチンキを選び、グラフィック設定は私が普段から使っているものです。(私のPC環境はi7-7700K+GTX 1080です)
「パラシュート降下時」や「乗り物で移動を行う際」などには、大幅にfpsが低下しましたが、ゲーム自体がまだ完全に最適化されていないという所に大きな原因があると思います。
というのも今回はCPU使用量やGPU使用量など各種データも一緒に計測したのですが、それぞれの性能を5~7割しかPUBGは使ってくれず、まだまだゲームサイドに最適化の余地があるという印象です。
全体を通してみれば、基本的にはPUBGの上限フレームレートである144fpsに頻繁に当たりながら、130fps後半をウロチョロしていたという印象でした。
PUBGに限らず多くのPCゲームはSLI(グラボ2枚差し)に対応していないので、この数値が現状の限界だと言えるでしょう。
ウルトラ設定
PUBGで勝ちを目指すのなら、ウルトラ設定にして綺麗な画面でPUBGをプレイする行為は、144fpsのリミットが常に当たり続けるような最適化が行われるまでやめておいた方が良いと私は思いますが、今回も一応計測。
しかし驚くことに平均fpsは先程のほぼ最低設定計測よりも14fpsしか下がらず、かなり快適にプレイできるという印象。
所々でfpsの上昇下降が激しい部分が見られましたが、綺麗なグラフィックが第一優先だというプレイヤーにとっては、fpsもちゃんとついてきてくれる最高のPCだなと感じます。
エフェクト等の本当に必要の無い設定を下げたりして調整を行えば、更に安定したfpsを出しながらプレイすることができそうです。
『GALLERIA ZZ』(ガレリア ZZ)の良い点&悪い点
- PUBGが低設定で平均127fpsで快適に動く
- PUBGがウルトラ設定で平均約113fpsで快適に動く
- 最上位モデルということもあり、PUBG以外のゲームがかなり快適に遊べて、今後長い間使い続けられる
- 高い
- PUBG側の問題で、PCの性能を100%引き出せることができない
- プレイするメインゲームがPUBGで、コスパも考慮するとワングレード下~のモデルでも良いかも
総評としてはPUBGプレイにおいて、価格に対して受けられる恩恵がやや少ないかなという印象です。(これはPUBGが悪いのですが)
ただPUBG以外にもフレームレート上限が自分で定められるようなCS:GO、Fortniteもプレイしたいという人や、GTA Vなどのグラフィックを最優先したほうが楽しさが増すようなPCゲームも遊んでいきたいという人にとっては、オススメできるPCだと思います。
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